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ぬるヲタが斬る

 話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選

2017年も恒例のこの企画、『話数単位で選ぶ10選』を書いてみました。
今年もぬるいぞ、ぬるヲタ。

ルール
・2017年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。






●1月22日放送
魔法使いプリキュア 第49話「さよなら・・・魔法つかい!奇跡の魔法よもう一度!」
脚本:村山功 絵コンテ:三塚雅人、大塚隆史 演出:三塚雅人 作画監督:宮本絵美子
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プリキュア史上初の後日談エピソードが、この回のBパートから始まるという反則技。大学生になった主人公のエピソードなんていう面白イベントは本来、プリキュアに心を奪われすぎて発狂しちゃったファンが同人誌で描くものじゃないですか。それを公式で、しかも大塚隆史回でやるなんてズルすぎる。発狂しちゃってるよアンタたち。


●2月7日放送
ろんぐらいだぁす 第12話 「ろんぐらいだぁす!」
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:吉原達矢、内藤明吾 演出:吉原達矢 総作画監督:普津澤時ヱ門 作画監督:伊藤岳史、澤木巳登理

昨年の秋アニメなのですが、2月に最後の2話が放送されるという大イベントが発生したため、今年の10選にまさかのエントリー。アニメの「ろんぐらいだぁす」は、自分の中でNHKのバラエティ番組「チャリダー」と同じ位置付けで、アニメというよりは自転車の啓蒙番組なので、勉強になるなぁという気持ちで、毎週、楽しく見てました。特にこの最終回は、尾道を自転車で走りたかった私にとっては、もう最高ですよ。島をつなぐ橋の登り具合とか感じられて、途中のおススメ観光スポットまで紹介されてるというありがたさ!見てるとホントに自転車で走りたくなります。公式サイトでは、本編で通ったコースの紹介をしてるのも嬉しいところ。(実は。原作の方もルートラボにコースが紹介されてたりするんですよね。参考になります。)
来年こそは、しまなみ海道を走りたい。亜美ちゃんと走りたい。


●2月28日放送
鬼平 八話 「大川の隠居」
脚本 : 加藤綾子 絵コンテ : 長岡康史 演出 : 西田健一 作画監督 : 内田裕、竹内杏子

大胆にも火付盗賊改役の鬼平宅に忍び込んだ隠居盗賊と、それを手玉に取る粋な鬼平に惚れる。この話、原作の名作回とあって、まず元が超絶面白いわけです。それを原作準拠で見事に30分枠に収めきり、最後のオチまでワクワクがとまらない出来になっていたのが素晴らしい。特にアニメ版は若い頃の鬼平という設定なので、この話では特にヤンチャでカッコいい鬼平像がハマっていて良かったのかもしれない。
鬼平はどれも面白いので是非見てほしい作品です。


●7月12日放送
SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語 第1話「記憶の断片I「平穏なる村、フェブル」」
脚本・シナリオ : 野島一成 プロデューサー : 島津真太郎 キャラクターデザイン : 橘里枝
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こんな大胆な企画がテレビで通る時代が来ると誰が想像しただろうか。ビジュアルノベルをアニメ化したのではなく、ビジュアルノベルをそのままテレビで流すというクレイジーな発想は驚きでしかなく、なおかつこれが区分上、アニメになってしまうという前例ができてしまったことは大きい(※制作陣としてはこれをアニメというジャンルと考えてないらしい)。テレビアニメーションの歴史上、こんなにも挑戦的なシリーズ作品はなかっただろうと想像すると、記念すべき第1話は10選に入れざるおえない。(と偉そうに失礼なことを書いてみる)


●8月20日放送
プリンセス・プリンシパル #7「case16 Loudly Laundry」
脚本:大河内一楼 絵コンテ:橘正紀 演出:大森祐紀 作画監督:高橋あやこ、金丸綾子、鶴窪久子(総)
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成り行きで洗濯工場の工女達を救うことになる回。こういう弱きものを救って回る時代劇的な展開の話が好きなんですよ。


●8月24日放送
アイカツスターズ!70 話「ジャングルカツドウ!」
脚本:森江美咲 絵コンテ:木村隆一 演出:木村隆一 作画監督:宮谷里沙、吉田和香子

アイカツ5周年を記念した初代「アイカツ!」キャラとのコラボ回。ある日、無人島に漂着した"ゆめ"たちは、「無人島脱出ゲーム」で対決しているソレイユとトライスターのメンバーに出会うというという、とんでもストーリー。斧あり、崖登りあり、かえで寿司ありの全部盛りは穏やかじゃない。やっぱり初代アイカツメンバーは最高に狂ってるぜ。
最後に陸へ戻ってきた"ゆめ"が発した「皆さんアイドルだったんですか?」というセリフは、初めて鉄腕DASHを見た外国人が発しそうなコメントで笑いました。


●11月22日放送
紙兎ロペ 1252話「ブックビブリオバトル」
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本当に好きな作品を伝えるときに「好き」しか言葉がでてこないという、論理的に解説することができないモドかしさを端的に表したエピソード。「話数単位で選ぶTVアニメ10選」の参加者には非常に耳が痛い話です。


●11月26日放送
サザエさん 作品No.7702「ぼくの涙は甘くない」
脚本:雪室俊一 演出:成川武千嘉 作画監督:清川康太
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お涙頂戴物のドラマなんかで泣くなんてバカらしいという雪室式中二病を患うカツオの話。しかし、最終的にカツオも普通の人々と同じで、そのドラマを見て泣いてしまい自分が凡人であることに気がついてしまうという悲しい?お話。
私は、この話を見終わったあとに、よくよく考えてみたら、本当の天才的感性を持っていたのは、ホリカワだけだったことに気がつく。ホリカワは、みんなが号泣したドラマを、つまらなくて寝てしまい、唯一、感動したところはC51が頑張って走っている姿だけだったと証言している。こいつ、別次元の感性をもってる天才だ。
それを踏まえて、この回のドラマ部分を思い出してほしい。実は、サザエさん視聴者の我々が、ドラマの中身を見れたのは、あのホリカワが感動したC51が走っているシーンだけなのだ。つまりサザエさんの視聴者はホリカワと同じ視点でドラマを見ていた筈なのだ。ところがどうだろう、この回を見た視聴者の中にC51の姿に感動したという人は皆無だったのではないだろうか。つまり、僕ら視聴者は、サザエさんスタッフにホリカワという天才の視点について行けてるかを試されていたのだ。しかし結果は全くついていけなかった。サザエさんスタッフを失望させてしまったのだろう。申し訳ない。無念な思いを込めて今回、10選に入れました。雪室先生、僕らにリベンジのチャンスをくれるような脚本を書いてください。


●12月5日放送
ネト充のススメ 第9話 「その気持ちマーブル」
脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ・演出:松浦直紀 作画監督:田津奈々子、武田芽衣
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年下のイケメンに頭をなでなでされて、シャワーを浴びるという超展開になった所で、次週につづくという寸止めですよ。もう、もう、もう。最高でしょう。三十路、地味、能登ボイス。そんな組み合わせがこんなに素敵なヒロインを生み出すとは!能登かわいいよ能登。そういえば、能登さんは数年前にセラピーなコラムを連載してたじゃないですか。ちょっとシンクロを感じてしまいました。このコラムをモリモリちゃんにも読んでもらってゆっくり休んでほしい。


●12月12日放送
血界戦線 & BEYOND 第10話 「BRATATAT MOM」
脚本:加茂靖子 絵コンテ・演出:佐々木美和 総作画監督:川元利浩 作画監督:長谷部敦志、横屋健太
藤田しげる、林祐己、佐々木美和
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仕事と家族の両立について考えさせられる良回。真面目な部分が暗くならない程度にコメディー色豊かに描かれてるので、見ていて辛くならないのが良いですね。特にED後のオチとか絶妙にラストの雰囲気をカバーしてますよね。あと本編中で描かれることのなかった「帰ったら今夜はヒーローインタビューだからね」のヒーローインタビューが、どんなだったか妄想してニヤけてしまいます。


以上。

ところで今年はアニメ生誕100周年ということで、いろいろなイベントが開催されたのですが、夏に京都で行われた「なまくら刀」上映イベントはすごく良かったのです。ちょうど100年前と同じ日(正確には100年と1日)に、手回しの映写機を使い生の演奏と活弁士しんの語りによる上映はなかなか豪華さで感動でした。

制作した方はまさか100年後に京都の真ん中で、こんな上映会が開かれるとは思ってなかったでしょうね。ってな感じでで来年も良いイベントに巡り会えたらうれしいなってことで、皆さま良いお年を。