2019.12.30

話数単位で選ぶ、2019年TVアニメ10選

2019年も恒例のこの企画、『話数単位で選ぶ10選』を書いてみました。今年もぬるいぞ、ぬるヲタ。


ルール
・2019年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。



⚫️1月3日放送 NHKバーチャルのど自慢
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実は「バーチャルさんはみている」よりも早く地上波で放送された
VTuberのバラエティ番組。しかも長寿番組「のど自慢」を
VTuberでやるという正月からNHKが発狂しちゃってる企画です。
司会も本家と同じく小田切アナウンサーが務め、各VTuberが歌を
歌っていくと言う45分番組。CGアニメの歴史的に
「バーチャルさんはみている」の直前に同系統のイかれた番組が
あったと言うことは後に重要になるかもしれない。知らんけど。


⚫️1月27日放送 HUGっと!プリキュア 第49話「輝く未来を抱きしめて」
脚本:坪田文 絵コンテ:佐藤順一、座古明史、坪田文 演出:岩井隆央 作画監督:フランシス・カネダ
アリス・ナリオ 総作画監督:川村敏江、宮本絵美子、山岡直
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それぞの10年後を描くという度肝を抜かせた最終回のBパート、
子育てをテーマに描いたこの作品の最後の最後にプリキュアの
出産シーンという本気を見せつけられました。


⚫️2月12日放送 臨死‼︎江古田ちゃん 第6話
監督 脚本:高橋良輔 キャラクターデザイン 作画監督: 吉井沙江
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ロトスコープを使って描かれた動きが生々しい江古田ちゃんが
良かった。裸で料理をしていて、油がとんでアツってなったりする
生々しい表現も素敵だし、キャラクターデザインも
インディペンデント・アニメーションのような、
いわゆる商業アニメとは違うアート寄りなデザインに
感じられるのもカッコいいです。
一方で、三森さんの演技がリアルに寄りすぎてない所が
商業アニメとしての一線を超えないという意思の現れに
感じます。これが映画祭とかに出てくる短編アニメだったら、
ボソボソ喋る演技か、もしくは声を入れない作品になってそうだし
EDの歌もなかったと思う。だからこの、ギリギリで
商業アニメになってるバランスが面白い。


⚫️2月16日放送 新幹線変形ロボ シンカリオ 第58話「ファイト!!エクスプレスと青春のE2系」
脚本:下山健人 絵コンテ:奥澤粗笨、池添隆博 演出:関大、渡辺正彦 作画監督:寿門堂 総作画監督:嶋崎知美、永作友克
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ハヤトが生まれた頃、超進化研究所に入ることを悩むホクトに
さくらママがかけた「やりたいことを諦めるのにハヤトを言い訳に
使わないで。ホクトくんにはやりたいことを思いっきりやる親として
ハヤトと向き合ってほしいの」というセリフが惚れました。
結婚してください。
あと、関係ない話だけど、JR東海のCMパロディは、最後に
「JR東海」のアイキャッチを入れられないことで、
物足りなさを感じるのは自分だけだろうか。CMパロディは
毎回、心の中で「JR東海」って入れてます。


⚫️4月1日放送 なつぞら(1)「なつよ、ここが十勝だ」(1w-1「 東京大空襲」)
監督:益山亮司 作画監督:柴田由香
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10選的に入れて大丈夫なのか分からないけど、ドラマという
色物を選んでしまいました。でも今年のアニメを語る上で
外せないのは、「なつぞら」でしょう。戦後アニメーション制作を
舞台とした朝ドラが始まるって事で、放送前からあの大御所は
誰が演じるんだとかワクワクして、放送が始まってからも、
あの人とあの人が結婚しない世界線だと!小田部さんが
いつまでたっても出てこないぞと、目が離せない毎日でした。
そんな、「なつぞら」で流れたアニメの中で悩んだ末に
選んだのが「東京大空襲」。
これは、朝ドラの1話冒頭で描かれる主人公なつの
空襲体験のアニメ。物語上、ずっと重要になるシーンのアニメ
でしたが、なんと言っても最終回で、このアニメが、
なつの夫である坂場が後に制作する劇場作品だった事が
分かるという展開が驚きです。
やっぱり「火垂るの墓」やったんかーい!


⚫️4月14日放送 キラッとプリ☆チャン第53話 「まりあちゃんがやって来た! かわいい向上委員会だもん!」
脚本:福田裕子 絵コンテ:黒瀬大輔 演出:黒瀬大輔 作画監修:斉藤里枝・島田さとし・川島尚
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単純に、まりあちゃんが好きなんです。この子、頭のネジが
ぶっ飛んでる感じが最高ですけど、この回のまりあちゃんは
特に頭のイカれっぷり半端ない。30分、ずーっと、かわいいと
連呼してるだけの回ですからね。私も頭がおかしくなりました。


⚫️7月14日放送 サザエさん No.7966「迷惑な胃ぶくろ」
脚本:浪江裕史 絵コンテ:片野功 演出:近藤一英 作画監督:関本渡
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10選にサザエさんを入れるならタイコファンの私ならタイコさんの
登場した回を選ぶと思ったでしょう。甘い、今年のサザエさんで
一番、興奮したのは、関本渡さんの初作画監督&一人原画回ですよ。
Twitterサザエ実況勢出身のサザエニスト、せっきーさんが
突然、一人原画をするという大事件で、サザエ実況勢は皆、
エクスタシーに達したことは言うまでもないでしょう。
一年の終わりに改めて、せっきーさんの描いた極上おにぎりを
堪能して頂きたい。来年も御活躍を楽しみにしてます。


⚫️10月30日 おじゃる丸 第1780話「どっきーん じじらずラブ」
脚本: 高橋幹子 絵コンテ: 大地丙太郎 演出: 菱川直樹 作画監督: ときながよしゆき
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一部のお姉様方の間で話題となったケンさん総受けBL回。
おじゃる丸は「おじゃる17」とか、お姉様受けする回を
たまにやりますね。今回も大地さんの回だけど、
大地さんの娘さんの影響とかあるのだろうか。
でも、今回は大地さんはコンテしかやってないから
たまたまかなぁ等、いろいろと妄想が膨らみます。
因みにタイトルは、あのドラマのパロディ。
実は、おじゃる丸では同じく10月に「踊る相棒」って
話も放送してたのですが、そちらは未視聴。気になる。


⚫️11月16日放送 クレヨンしんちゃん 第1013話 「アクションバスを追え!だゾ」
脚本: 阪口和久 絵コンテ: 池端たかし 演出: 安藤良 作画監督: 尾鷲英俊
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ひたすらアクション仮面のラッピングバスを追ってるだけの回。
でもね、この気持ち分かるんですよ。ラッピング電車を追ったことの
ある者からすると。ラッピングを上手く撮れなかった時、
目の前で行ってしまった時、車庫で思う存分撮影できた時の気持ち。
全部が分かるってなる。あと、ひろしは優しいパパだよ。偉いなって
思った。


⚫️12月13日放送 紙兎ロペ 第1777話「斜筒」
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ロペで、ここまでクロストークしてる回はあっただろうかと
気になった回。二人が、お互い、話す度にセリフを
被せて来るのですが、その被せ方が絶妙。
ロペに限らず、アニメってクロストークが少ないので、
この回の台詞の被せ方は際立ちました。
あと「斜筒」って響きが笑えてくる。
そのうちこの回もYouTubeに公式で上がると思うので
一度、見ていただきたい。


選外
⚫️3月15日〜放送 マルコメ株式会社TV-CM「料亭の味 米麦合わせ ふたりでおやすみ篇」
クリエイティブディレクター:矢口隆 アニメーションディレクター:大宙征基 キャラクターデザイン/作画監督:須藤智子
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実はこの記事の公開直前まで、このCMを10選に入れてたのですが、
果たして10選でテレビCMはテレビアニメに選んで良いのか
わからなかったので、今回、泣く泣く外したので選外として紹介。
方言キャラを演じさせたら日本一の女優のんさんが主演のマルコメCMです。
90秒の中に、シングルマザーだってこととか、千葉に親子で
住んでるのに母親は博多弁で話すとか、いろいろなバックグランドが
詰め込まれてて、その全てが、感動のラストに繋がってるのが
素晴らい。何回も見てると、また新しい発見があるので、
見返して見ちゃいます。



以上です。
今回を最後に、これまで『話数単位で選ぶ10選』の集計を
してくださっていた新米小僧さんがこの企画から離れられると
お聞きしました。毎年、元日に集計結果をワクワクして読ませて
頂いて、その後、正月飾り巡りに出かけておりました。
10年もの間、ありがとうございました。
私は、今年、正月飾り巡りをしないので、ゆっくりとした
年末年始になってます。新米さんも来年はゆっくりしてください。

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2019.11.24

ご報告

2020年のアニメスタジオ正月飾り巡りは行わないことにいたしました。
あしからずご容赦ください。

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2019.08.21

京都アニメが参加した幻のアニメ「超世紀末ギャグアニメ 中崎タツヤ傑作選」を見たい

京都アニメが1992年に初めてグロス請けした作品「呪いのワンピース」という作品があるのですが、なんとこれが、リマスター版としてネット配信する話が持ち上がっているらしいです。



ネット配信の話が以前からあって、たまたまこのタイミングで連載に載ったのだと思いますが、配信されるのが楽しみです。

 
そんな「呪いのワンピース」の件で思い出したのが、94年のTBSの特番枠「THE・プレゼンター」で2回だけ流れたという幻のアニメ「超世紀末ギャグアニメ 中崎タツヤ傑作選」という作品があったそうです。その名の通り、中崎タツヤさんの漫画をアニメ化したものだ。
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監督は、やすみ哲夫さん。演出にムトウユージさんや大地丙太郎さんが参加していて、どうも1時間半の枠にショート作品を多数、詰め込んだ内容だったらしい。

 

■中崎タツヤ作品のアニメ関連リンクを集めてみた

 https://niguruta.hatenablog.com/entry/20091119/1258632958

 

当時、放送版にはスタッフクレジットがなかったそうですが、後に発売されたVHSには、一部のスタッフのみ掲載された EDクレジットが流れるようなのです。その中には、原画に京都アニメのスタッフの名前が見られるとか。

 

しかし、この作品の京都アニメの参加は原画だけではなかったのではないかと考えられます。と言うのも、2002年頃の京都アニメのホームページを見ると、この作品に「仕上げ」、「原・動画」、「背景」、「コンテ・演出」の全てにおいて京都アニメが参加していたことが掲載されていたからです。つまりショート作品のどれかに京都アニメがまるまる担当した回が入っているのではないかと推察されます。京都アニメが手がけたギャグアニメ、見たいです!

 

※2003年の京都アニメのホームページより。○印は、左から「仕上げ」、「原・動画」、「背景」、「コンテ・演出」に参加したことを示す。
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これまでにVHSでしか発売されなかった作品なので、「呪いのワンピース」のように今後、配信で世に出ることを期待したいですね。「呪いのワンピース」と同じ、シンエイ動画の作品ですし。そして、できれば詳しいスタッフクレジットがついてくることを願いたいです。


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2018.12.31

話数単位で選ぶ、2018年TVアニメ10選

2019年も恒例のこの企画、『話数単位で選ぶ10選』を書いてみました。
今年もぬるいぞ、ぬるヲタ。

ルール
・2018年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。





●2018年1月4日
ゆるキャン△ 第1話「ふじさんとカレーめん」
脚本:田中仁 絵コンテ・演出:京極義昭 作画監督:佐々木睦美
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ゆるキャン△で志摩リンが愛用してる乗り物と言えばYAMAHA Vinoというイメージが強いと思います。しかし、私としては小径車に乗ってるイメージも強いのです。それは、DAHON?でヒルクラをかます第1話の前半部分のインパクトが絶大だったから。息を切らして激坂を登る萌えキャラ。最高じゃないですか。一説によるとこの時、志摩リンの自転車走行距離は37.1kmで獲得標高1265mだとか。キャンプマニアだけでなく、小径車乗りにもロマンが感じられる話ですよ。



● 1月12日放送
ピングー in ザ・シティー 第14話「パンでアート!?」
脚本:田辺茂範 絵コンテ・演出:足立慎吾
ピングー
突如、ピングーで足立慎吾さんがコンテと演出をやったことが、一部のアニメファンの間で
話題となった回。パン屋で手伝いをするピングーがパンを使ったアート作品?を飾ることで
人気パン屋となるという可愛らしい話なのですが、これまでピングーを見たことがなかったので、これが普通の回なのか異色回なのかわかりません。しかしピングーで足立回をやるのがレアなのは間違いない。


● 1月14日放送
サザエさん No.7706 「父さん目玉焼きの友」
脚本:雪室俊一 演出:神原雄二 作画監督:小池達也
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サザエさんで2007年5月27日に放送された鬼才、雪室俊一さんが書いた迷作回
「父さん発明の母」というエピソードをご存知だろうか。全自動卵割り機という妙な機械を波平が買ってくるという未来的な伝説のエピソードだ。あれから11年、あの回のオマージュエピソードが放送された。今回は、全自動卵割り機ではなく、目玉焼きにかける醤油、塩、ソースをお好みでかけられる世紀の大発明を扱った話である。前作よりもパンチが欠けるものの雪室さんの卵に注ぐ情熱を十分に感じることができる。
一つ不満があるとすれば、私がサザエさんの中で愛してやまないキャラクター、波野タイコ(22)が出てこないことだ。前作では、ちゃんとタイコさんの出番があったんです。新たな続編を書かれる機会がありましたら、ぜひ、タイコさんを出してください。


●3月27放送
宇宙よりも遠い場所 STAGE13「きっとまた旅に出る」
脚本:いしづかあつこ 絵コンテ・演出:いしづかあつこ 作画監督:吉松孝博、室山祥子
よりもい
「よりもい」の中で、最終回を今回、選んでみたわけですが、この作品は最終回よりも、他の話数のほうが泣ける会があったり、笑える回があったりすると思うのです。だけどもあえて、エピローグ的な最終回を選んだ理由は、ただひとつ、ED後に成田空港からキマリが乗って帰った電車にあります。キマリは、なんと京成本線で帰るんですよ。同じ京成で帰るにしても、所要時間の短い成田スカイアクセス線に乗るのが定石なわけです。そこを本線にしたところに京成沿線民としては喜びがあったわけです。京成ってあんまりアニメに出てこないのですよ。


●5月27日放送
ちびまる子ちゃん 1151回「まる子、早めに衣替えをしたい」
脚本:熊谷那美 絵コンテ:青木佐恵子 演出:青木佐恵子 作画監督:あべじゅんこ 脚本監督:さくらももこ
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西城秀樹さんが亡くなったため、ちびまる子ちゃんスタッフからの追悼メッセージが放送された回です。よく考えるとアニメに出てくる現実の人物に対して、アニメの中で追悼メッセージを放送するという何ともメタ的な構造です。西城さんが亡くなったと聞いて、お姉ちゃんのことを心配した視聴者も多数いたでしょう。テロップを出すだけにせず、イラスト付きで追悼メッセージを出したスタッフに愛を感じました。
しかし今年はこの後に、さくら先生まで亡くなってしまい、ちびまる子ちゃんにとっては寂しい年となってしまい残念です。


● 7月10日放送
ヤマノススメ サードシーズン 第2話「登山靴ってすごいの?」
脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ・演出・作画監督:ちな
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良回たくさんあったサードシーズン、どれを選ぶか悩んだ中でチョイスしたのが、序盤で、ヤマノススメが帰ってきたことにテンションの上がったこの回。あおいの超ネガティブな人柄が遺憾なく発揮されていて、暗く地味な回になりそうなところですが、妄想シーンがコミカルで可愛らしかったり日常芝居もアニメ的にデフォルメされており、とても楽しい。


●2018年10月29日放送
紙兎ロペ 1489話「ジンベエザメ」
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ジェスチャーゲームをしていて、出題者の牧野だけが喋っており回答者のアキラ、ロペ、畑中は全く声を発しないという異質な回。どうもこの回は、紙兎ロペと海遊館のコラボグッズが発売されたので、それを記念して作られたようなのです。それなのに、あまりに地味でシュールな出来というのが気に入りました。グッズの宣伝にはなってないでしょう。そもそもアキラとロペがずっと画面にいるのに二人とも一言も発しないというのは、これまでのロペの中でもかなり珍しい回です。
ちなみに私は毎年、ロペを10選に入れてますが、読んでくださった方がその回を気になったとしても、どうやって視聴すれば良いのだろうと思っておりました。しかしご安心を、なんとこの回はYouTubeに上がってます。もちろん公式です。


●2018年11月25日放送
アニマエール 第8話「せんぱいとあたし」
脚本:大知慶一郎 絵コンテ:板津匡覧 演出:野呂純恵 総作画監督:天﨑まなむ曾我篤史
作画監督:渡辺舞、山本恭平、狩野正志、平塚智也、みやち
アニマエール
ダンスの作画の良さが話題となった回。そのダンス、バックでかかっている曲がhitomiさんの「Love2000」のカバーってのもびっくり。シドニー五輪のマラソンで金メダルを獲った高橋尚子さんがこの曲を試合前に聞いていたとインタビューに答えたことで話題たとなった曲ですよね。ついこの前のような話ですけど、実は、こはねが生まれる前にヒットした曲なわけで、なんで彼女のスマホに入っていたのか謎ですが、18年も前の曲で素晴らしい作画が見られて感慨深いものがありました。



●2018年12月2日放送
キラッとプリ☆チャン 第35話「友情、時をこえてみた!」
脚本:雑破業 絵コンテ:誌村宏明 ストーリーボード:Choi Hun Cheol、Na Ki Chual 演出:野木森達哉 アニメーション演出:Na Ki Chual 作画監督:Song Seung Taik、Song Hyun Ju 、HanSeung Jin、Jung Ji Moon 作画監修:斎藤里枝、川島尚
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「プリ☆チャン」のエピソード0をやるというエモい回。こういう回は弱いですね。初代のプリキャスが巨大な機械だったり、初期の頃はプリチャンの電波が町内にしか飛ばせなかったとかプリキャスの歴史を振り返るというのがアツすぎる。友情、恋愛、そして「プリ☆チャン」を宇宙規模にする新しい夢、どれもエモいけどとにかくプリチャン最初期の伝説的番組、マーサおねえさんの「キラキラステーション」を見ずしてプリ☆チャンは語れない。



●12月22日放送
新幹線変形ロボ シンカリオン50話「闘!!ブラックシンカリオンVSトラメ」
脚本:下山健人 絵コンテ:田所修、大畑晃一 演出:鈴木卓夫 作画監督:野上慎也 総作画監督:市来剛
シンカリオン
実は、この回が放送される前に既にシンカリオンは別の話数が私の10選に選ばれており、記事も書き終えていたのですが、急遽、50話に差し替えました。
これまでJR東海の新幹線CM「ハックルベリー・エクスプレス」「ホームタウン・エクスプレス(89年 深津絵里バージョン)」の完コピを放送してきたシンカリオンが満を持して完コピしたのが、この50話で放送した「クリスマス・エクスプレス(89年牧瀬里穂バージョン)」。
予告映像で匂わせていた牧瀬里穂バージョンの完コピを見事に放送したことは、只々、嬉しかった。
この50話がこれまでの話と違うのは、完コピCMが小ネタで終わるのではなく、フタバさんがプロポーズされるという50話のストーリーにリンクしており、ちゃんと意味を持っていたこと。これが良かった。まさに究極かつ至高のクリスマス・エクスプレス回でした。
ところでハヤトきゅんは回を増すごとに可愛くなってませんか?鉄道に興奮するハヤトきゅんが可愛くて仕方ありません。



以上です。





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2018.02.12

星宮いちごさんの「フフッヒ」は日本アニメ黎明期から続く伝統の笑い方だった?

Twitterでずっとかいてたことなんですけど、ブログにまとめておこうと思います。
昨日、「きかんしゃトーマス」の二ヶ国語を同時に聞いていて、私、世紀の大発見をしたんです。
日本語吹き替え版では、女性キャラがアニメの笑い方(いわゆるフフッヒ)をするんですが、
英語吹き替えでは、そんな笑い方を一切しないのです。これ日本独特の表現なのかもしれません。

(※「フフッヒ」ってこんなの)



この「フフッヒ」の「ヒ」で息を吸うという演技については、以前、洲崎綾さんがラジオで話してたことがありました。

「あれ何なんだろうね。うまいこと語尾を処理するとそうなるよね。笑いっぱなしだと多分ナチュラルすぎて変なんだよね。」


(洲崎綾#70 該当部分12:43から)



やはり普通に考えると、「フフッヒ」の笑い方は不自然なんですよね。それを可愛く聞こえるようにしたというアニメ独特の表現のようです。そこで気になったのが、日本の萌えアニメが北米で発売されたとき、現地の声優さんが英語吹き替えをしてるけど、あれはどうなんだろうと思って確認しました。すると、やっぱり北米版の吹き替えでは「フフッヒ」をやってないんです。




この動画、すごくわかりやすくて、比較すると日本の方が圧倒的に気持ち悪い。みんな息を吸ってて、こいつら過呼吸なのかなって思うでしょ。北米版のほうが笑いとして自然だし可愛くもある。日本の異質さを感じます。

ちなみに日本アニメの影響を受けている中国アニメでは、向こうの声優さんも「フフッヒ」をやってたりします。



日本独自の表現と考えると、そもそも「フフッヒ」は、いつからやってる技法なのか気になって来たわけです。
2000年代に萌えアニメが大量に作られたので、その中で確立したのかなぁなんて想像したので、
ハルヒを見返したら、まぁ当然のごとくやってますよね。90年代に遡って「CCさくら」をみたら、
やっぱりやってるわけです。80年代前半の「ど根性ガエル」くらいまで遡ったら無いだろうと思ったら、
京子ちゃんがさり気なく、フフッヒをやってるんです。

おかしいなー、おかしいなー、やだなー、こわいなあーって思って、少女向けアニメの祖「魔法使いサリー」(1966年)の1話をみたんですよ。そしたら、サリーちゃんも「フフッヒ」やってるじゃないですか。白黒時代から「フフッヒ」だと!



どうも「フフッヒ」はTVアニメ黎明期から行われてる伝統的な技法だったようです。
ただサリーちゃんの「フフッヒ」は、1話から何度も出てきて、すでに技法として確立されてる感じが強かった。
更に古い「フフッヒ」を探すために、戦前の「桃太郎海の神兵」とか戦後の短編「トラちゃんと花嫁」や
日本初のカラー長編「白蛇伝」とか見直したんですけど、この辺は、アニメアニメした演技じゃないので
「フフッヒ」はやらないんですね。

だったらと思って日本初の毎週放送された30分TVアニメ「鉄腕アトム」を確認すると、ウランちゃんが
初登場する37話「ウランちゃん」(1963年放送)で最後にアトムとウランちゃんが笑って終わるのですが、
その時のウランちゃんの笑い方が「フフッヒ」っぽいんです。
Screenshot.png

これで最低でも1963年放送分のアニメでは行われていた古典的な萌え手法であったことがわかりました。
ただ、ここまでくると『もぐらの アバンチュール』とか『漫画ニュース』とか普通に見れないアニメまで
確認しないといけなくなるので、だれか研究して、最古の作品を教えてください。
あとウランちゃん役の水垣洋子さんはご存命だし、いまも81に所属中なので誰か「フフッヒ」について取材してほしい(他力本願)。


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2017.12.27

話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選

2017年も恒例のこの企画、『話数単位で選ぶ10選』を書いてみました。
今年もぬるいぞ、ぬるヲタ。

ルール
・2017年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。






●1月22日放送
魔法使いプリキュア 第49話「さよなら・・・魔法つかい!奇跡の魔法よもう一度!」
脚本:村山功 絵コンテ:三塚雅人、大塚隆史 演出:三塚雅人 作画監督:宮本絵美子
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プリキュア史上初の後日談エピソードが、この回のBパートから始まるという反則技。大学生になった主人公のエピソードなんていう面白イベントは本来、プリキュアに心を奪われすぎて発狂しちゃったファンが同人誌で描くものじゃないですか。それを公式で、しかも大塚隆史回でやるなんてズルすぎる。発狂しちゃってるよアンタたち。


●2月7日放送
ろんぐらいだぁす 第12話 「ろんぐらいだぁす!」
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:吉原達矢、内藤明吾 演出:吉原達矢 総作画監督:普津澤時ヱ門 作画監督:伊藤岳史、澤木巳登理

昨年の秋アニメなのですが、2月に最後の2話が放送されるという大イベントが発生したため、今年の10選にまさかのエントリー。アニメの「ろんぐらいだぁす」は、自分の中でNHKのバラエティ番組「チャリダー」と同じ位置付けで、アニメというよりは自転車の啓蒙番組なので、勉強になるなぁという気持ちで、毎週、楽しく見てました。特にこの最終回は、尾道を自転車で走りたかった私にとっては、もう最高ですよ。島をつなぐ橋の登り具合とか感じられて、途中のおススメ観光スポットまで紹介されてるというありがたさ!見てるとホントに自転車で走りたくなります。公式サイトでは、本編で通ったコースの紹介をしてるのも嬉しいところ。(実は。原作の方もルートラボにコースが紹介されてたりするんですよね。参考になります。)
来年こそは、しまなみ海道を走りたい。亜美ちゃんと走りたい。


●2月28日放送
鬼平 八話 「大川の隠居」
脚本 : 加藤綾子 絵コンテ : 長岡康史 演出 : 西田健一 作画監督 : 内田裕、竹内杏子

大胆にも火付盗賊改役の鬼平宅に忍び込んだ隠居盗賊と、それを手玉に取る粋な鬼平に惚れる。この話、原作の名作回とあって、まず元が超絶面白いわけです。それを原作準拠で見事に30分枠に収めきり、最後のオチまでワクワクがとまらない出来になっていたのが素晴らしい。特にアニメ版は若い頃の鬼平という設定なので、この話では特にヤンチャでカッコいい鬼平像がハマっていて良かったのかもしれない。
鬼平はどれも面白いので是非見てほしい作品です。


●7月12日放送
SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語 第1話「記憶の断片I「平穏なる村、フェブル」」
脚本・シナリオ : 野島一成 プロデューサー : 島津真太郎 キャラクターデザイン : 橘里枝
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こんな大胆な企画がテレビで通る時代が来ると誰が想像しただろうか。ビジュアルノベルをアニメ化したのではなく、ビジュアルノベルをそのままテレビで流すというクレイジーな発想は驚きでしかなく、なおかつこれが区分上、アニメになってしまうという前例ができてしまったことは大きい(※制作陣としてはこれをアニメというジャンルと考えてないらしい)。テレビアニメーションの歴史上、こんなにも挑戦的なシリーズ作品はなかっただろうと想像すると、記念すべき第1話は10選に入れざるおえない。(と偉そうに失礼なことを書いてみる)


●8月20日放送
プリンセス・プリンシパル #7「case16 Loudly Laundry」
脚本:大河内一楼 絵コンテ:橘正紀 演出:大森祐紀 作画監督:高橋あやこ、金丸綾子、鶴窪久子(総)
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成り行きで洗濯工場の工女達を救うことになる回。こういう弱きものを救って回る時代劇的な展開の話が好きなんですよ。


●8月24日放送
アイカツスターズ!70 話「ジャングルカツドウ!」
脚本:森江美咲 絵コンテ:木村隆一 演出:木村隆一 作画監督:宮谷里沙、吉田和香子

アイカツ5周年を記念した初代「アイカツ!」キャラとのコラボ回。ある日、無人島に漂着した"ゆめ"たちは、「無人島脱出ゲーム」で対決しているソレイユとトライスターのメンバーに出会うというという、とんでもストーリー。斧あり、崖登りあり、かえで寿司ありの全部盛りは穏やかじゃない。やっぱり初代アイカツメンバーは最高に狂ってるぜ。
最後に陸へ戻ってきた"ゆめ"が発した「皆さんアイドルだったんですか?」というセリフは、初めて鉄腕DASHを見た外国人が発しそうなコメントで笑いました。


●11月22日放送
紙兎ロペ 1252話「ブックビブリオバトル」
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本当に好きな作品を伝えるときに「好き」しか言葉がでてこないという、論理的に解説することができないモドかしさを端的に表したエピソード。「話数単位で選ぶTVアニメ10選」の参加者には非常に耳が痛い話です。


●11月26日放送
サザエさん 作品No.7702「ぼくの涙は甘くない」
脚本:雪室俊一 演出:成川武千嘉 作画監督:清川康太
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お涙頂戴物のドラマなんかで泣くなんてバカらしいという雪室式中二病を患うカツオの話。しかし、最終的にカツオも普通の人々と同じで、そのドラマを見て泣いてしまい自分が凡人であることに気がついてしまうという悲しい?お話。
私は、この話を見終わったあとに、よくよく考えてみたら、本当の天才的感性を持っていたのは、ホリカワだけだったことに気がつく。ホリカワは、みんなが号泣したドラマを、つまらなくて寝てしまい、唯一、感動したところはC51が頑張って走っている姿だけだったと証言している。こいつ、別次元の感性をもってる天才だ。
それを踏まえて、この回のドラマ部分を思い出してほしい。実は、サザエさん視聴者の我々が、ドラマの中身を見れたのは、あのホリカワが感動したC51が走っているシーンだけなのだ。つまりサザエさんの視聴者はホリカワと同じ視点でドラマを見ていた筈なのだ。ところがどうだろう、この回を見た視聴者の中にC51の姿に感動したという人は皆無だったのではないだろうか。つまり、僕ら視聴者は、サザエさんスタッフにホリカワという天才の視点について行けてるかを試されていたのだ。しかし結果は全くついていけなかった。サザエさんスタッフを失望させてしまったのだろう。申し訳ない。無念な思いを込めて今回、10選に入れました。雪室先生、僕らにリベンジのチャンスをくれるような脚本を書いてください。


●12月5日放送
ネト充のススメ 第9話 「その気持ちマーブル」
脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ・演出:松浦直紀 作画監督:田津奈々子、武田芽衣
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年下のイケメンに頭をなでなでされて、シャワーを浴びるという超展開になった所で、次週につづくという寸止めですよ。もう、もう、もう。最高でしょう。三十路、地味、能登ボイス。そんな組み合わせがこんなに素敵なヒロインを生み出すとは!能登かわいいよ能登。そういえば、能登さんは数年前にセラピーなコラムを連載してたじゃないですか。ちょっとシンクロを感じてしまいました。このコラムをモリモリちゃんにも読んでもらってゆっくり休んでほしい。


●12月12日放送
血界戦線 & BEYOND 第10話 「BRATATAT MOM」
脚本:加茂靖子 絵コンテ・演出:佐々木美和 総作画監督:川元利浩 作画監督:長谷部敦志、横屋健太
藤田しげる、林祐己、佐々木美和
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仕事と家族の両立について考えさせられる良回。真面目な部分が暗くならない程度にコメディー色豊かに描かれてるので、見ていて辛くならないのが良いですね。特にED後のオチとか絶妙にラストの雰囲気をカバーしてますよね。あと本編中で描かれることのなかった「帰ったら今夜はヒーローインタビューだからね」のヒーローインタビューが、どんなだったか妄想してニヤけてしまいます。


以上。

ところで今年はアニメ生誕100周年ということで、いろいろなイベントが開催されたのですが、夏に京都で行われた「なまくら刀」上映イベントはすごく良かったのです。ちょうど100年前と同じ日(正確には100年と1日)に、手回しの映写機を使い生の演奏と活弁士しんの語りによる上映はなかなか豪華さで感動でした。

制作した方はまさか100年後に京都の真ん中で、こんな上映会が開かれるとは思ってなかったでしょうね。ってな感じでで来年も良いイベントに巡り会えたらうれしいなってことで、皆さま良いお年を。


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